三太郎がむかえた新たな局面


今年(2003)1月から4月までの間に1cmほど体長が伸びた三太郎に深刻な変化が現れた。
この頃には1.5cmくらいの生餌を食べられるようになっていたが、
いつもより少し多めに食べたある日吐き戻しをした。
次の日は絶食して様子を見、その次の夕刻小ぶりの生餌を難無く食べ、
消化したので数日で通常食に戻した。
しかしそれから3日過ぎて再び吐き、今度は下痢を伴った。
この後から食欲は無くなり表皮が真っ黒になり、
白目と腹は黄疸のように黄色くなった。
全く動かなくなって、呼吸だけが荒くなった。

この急激な変化に思い当たる事が無く、治療法が解らなかったので、
取りあえず室温を27度くらいに上げ、更に温浴させた。
水の中で触ってみると脊椎の曲がりが以前よりひどい。
成長して、より湾曲したようだ。
原因はこれに違いない。
多分普段より多めに食べた餌が引き金となって、
各症状を誘発させてしまったのだ。
神経の圧迫や、もしかしたら内臓のどこかに癒着があって、
成長とともにひきつっていたのかもしれない。
機能低下が著しいので、危険な状態である。

薬を与えたら体力がもたないだろうし、
どんな薬がいいかもわからないので、
治療方針を免疫力の強化に決め、
柔らかい虫の中身と総合栄養剤・乳酸菌・活性酸素除去剤を混ぜ、
流動食にして与えた。

1日3回この流動餌を口の端にほんの少し付けるだけで様子を見る。
またそれと伴に、温浴しながら指圧を30分1日2回。
指圧は脊椎に沿って両側を片方ずつ交互に頭から尻まで、
気持ちとして指圧というより触る程度を何度も繰り返す。
内臓あたりには指の温かさが伝わるように探りながら触る。
30分指圧をすると真っ黒だった表皮がすっかり元の色に戻る。
症状がひどい時には日に何度も指圧をした。
温浴・指圧を一週間続け、流動食も少しずつ食べられるようになった。

2週間目、離乳食くらいの硬さにして与えても飲み込めるようになる。
回数を1日2回にした。

検便してみる。寄生虫などは見当たらずも、有用菌が異常に少ない。
治療方針としてはこのままがベストだろう。

3週間目、腹や目の黄色が薄くなり少しずつ改善しているようだ。
便もするようになったが、まだ外側の粘膜が薄い。

4週間目、身体を動かすようになってきたが一進一退。
餌は練り餌くらいの硬さにする。

5週間目、ペースが落ち着いて、歩くようにもなった。
小さな生餌を与えてみたが嚥下しにくそうだ。
口の中は特に目立った症状はないので、
もっと奥で癒着や変形があるのかもしれない。

6週間目、飛び跳ねたり、鳴くようになった。
これから以降も生餌や固形物はきっと無理だろう。
成長の過程で改善が見られたとしても試すにはリスクが高い。
便の粘膜は厚くなってきた。

7週間目、動きは以前元気な時と変わらなくなってきた。
練り餌は気に入っているのか自分からも食べる。
活性酸素除去剤を餌からはずした。

5月21日現在、
この治療ではここまでが限界だろうと思う。
今以上元気になってもらうために、また奇形が進んでいった時に、
どのように対処すればいいか模索中である。
(アドバイスくださるととても助かります。宜しくお願いします)





がんばれ、三太郎っ!





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