ヒメツメの 長寿を狙え!





うちには今最高齢で8年モノのヒメツメがおります。
動きも俊敏で元気で居ますが、4・5年前はどれも一様に
食が細かったり病気がちだったりしておりました。
それが何故年を重ねる度元気になり長生きしているのか、
ここではその秘訣をお教えしましょう。

通常飼育法とされているのは、
濾過・ヒーターで熱帯魚に準じて水質管理します。
これでも若い固体の数年は問題ありません。
実際私もヒメツメと飼育者の状況により上記を勧めます。
が、年寄りのヒメツメには少々キツイようで、
皮膚が荒れたり神経質になったり拒食になったりします。
それは濾過装置の音とヒーター(ここでは詳細には言及しません)
主にこの2点が原因で、
これがあるとないとでは寿命は今のところ倍位違っています。

ではどうやって管理していくかというと、
ヒーターの代わりに水槽のある部屋全体をエアコンで調整。
(人間にあわせて季節により設定温度が違っても、
水槽の水温は24・5℃になる場所がありますので見つけてください)
濾過なしベアタンクでカルキ抜きした水道水を温度を合わせて毎日全水替え。
その際水槽も温水でしっかり洗浄。

ベアとはいえシェルターのようなものがあっても構いません。
ただこれも毎日温水でよく洗います。
形はシンプルなものがいいと思います。
水量は1匹につき2.5リットル位確保します。

給餌は毎日1回で週1回絶食。
老化がみられたら週1回の絶食を止め、毎日給餌。
この「老化がみられたら」というのは飼育している人なら
思い当たると思うのですが、
何年か飼っていると「あぁめっきり老けたなぁ」と思う年が
どの個体でも大抵あります。
これ位を境に週1回の絶食を止めます。

餌は今のところ冷凍赤虫が無難だと思いますが、
問題がないわけではありません。
活きイトミミズをよく洗浄(腸内も)後凍結解凍したものは
よりいいかもしれません(時間がある人は試してみてください)

上記の方法はヒメツメ4・5歳位から始めてもいいと思います。
というのは、若い間は産卵のイベントがあるので、
なかなか毎日全水替えというのは難しいからです。
繁殖行為が緩慢になったら考えてみるのもいいかもしれません。

あとは光や生活リズムなどあまりシビアなことはありません。
オスの方が産卵事故が少ない分長生きできる可能性は大です。

皆さんも長寿更新にチャレンジしてみては?
(アフリカツメガエルやピパなどにも共通して言えると思います)

(2005.9.20)




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