奇形のオタマに未来はあるか




  コンゴツメガエルを飼ってもう随分になります。
今うちにいる子達は、2代目・3代目・4代目・5代目合わせて60匹程です。
コンゴツメガエルはライフサイクルが速くて、状態にもよりますが卵から1日で孵化、40日程でカエルになり、 3ヶ月もすれば抱接し産卵を始めます。
ずっと内婚で増えてきたので時々弱勢が出たりします。
でも主な原因は代を重ねるからということより、年老いた、あるいは病み上がりで状態の良くない親の時に起こりがちです。

多指(後肢の指が1,2本多い。 鏡映像で必ず左右対象になっている、遺伝の様に思うが如何に? ご存知の方是非教えてください。また、不思議とこの形質は雌のみに現れる)をはじめ、


巨頭(頭が大きいので泳ぐことができない。動けるのは尾の先くらい)や、


目が片方えぐれているようなオタマもいます。


 しかし、オタマが奇形だからといって変態後必ずしも奇形であるわけではありません。
変態中で確認できる多指は変態後も多指のままですが、 巨頭は成長するにつれ尾だけが大きくなり頭はそのままなので通常と変わらなくなりますし、 目がえぐれているように見えるオタマも変態中顔つきが変わってくると 視力があるかどうかは解りませんが、取り敢えず形状の異常はなくなり(目が再形成される??)、皆その後の生活に響くような障害はありません。

今育てている中に、尾が真っ直ぐ付いてなくて泳ぐことはもちろん 動くこともままならないオタマが1匹います。
いつも仰向けになってじっとしているだけです。 変態がおこれば尾の影響は小さくなるので期待してはいます。
ただ長期にわたり身体がねじれた状態になっているので、 内臓のねじれと負担が心配です。

 それがここ数日で後肢が生え成長するに至って、 上体を起こそうと努力し始めています。 尾を挟んで足が形成されるので変態後も多少の歪みは免れないでしょうが、 劇的な変態がさらに劇的な奇跡のあらんことを祈らずにはおれません。


その後このオタマがどうなったかというと・・・



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